夜の学校、閑静な図書室、大学の喫煙所、ふと踏み入った路地裏──。出会って、好きになり、重なる私たち。男女の等身大で繊細な演出と、吐息入り混じる熱烈な交わりに酔いしれる、エモ×エロ度数超UPで贈るスピリタス太郎の2ndコミックス!『陰に灯る』『棚の向こう、布の向こう』『ウサギな私たち』『君はキレイだ』『センパイリフレイン』には描き下ろしアフターエピソードを収録!【収録作品】・夜行性の青・陰に灯る・棚の向こう、布の向こう・ウサギな私たち・君はキレイだ・センパイリフレイン・白い煙とブリム・締め切りギリギリThreesomeさらにデジタル特装版には『夜行性の青』後日談『夜から覚めて』を追加収録!
FANZA
淡く、濃い、恋。【デジタル特装版】のレビュー
「教師としてありえない(単話)」――このタイトルを目にした瞬間、背徳的な好奇心がくすぐられるのは、きっと私だけじゃないはずだ。教え子からのひたむきな告白を、一度は「教師」としての理性で撥ね退けた女性教師・里帆。しかし、卒業旅行という、甘くも切ない非日常の舞台で、一途な想いをぶつけ続ける生徒・成井と、二度と戻れない一夜を迎えることになる。
この作品の真骨頂は、普段はクールで真面目な里帆先生が、成井くんのまっすぐな愛情に触れ、内に秘めた感情を露わにしていく過程にある。禁断の関係だと分かっていながらも、抗えないほど惹かれ合っていく二人の心の機微が、驚くほど丁寧に、そして生々しく描かれている。
特に圧巻なのは、旅館でのシチュエーションだ。用意された一つしかない布団を前に、互いを意識しすぎて眠れない夜。その緊張感は、読者自身の心臓を直接掴まれるような錯覚に陥るほどだ。やがて、肌が触れ合う瞬間の戸惑い、そして理性が溶けて本能が剥き出しになるその甘美な瞬間は、まさに筆舌に尽くしがたい。真面目な先生の白い頬が、熱に浮かされて赤く染まっていく様は、抗いようのないエロスと、純粋な愛おしさが混ざり合い、私のフェティシズムをこれでもかと刺激してきた。
「ダメだ」と繰り返す先生の言葉の裏に、どれだけの「本当は…」が隠されていたのか。成井くんの純粋な瞳が、先生の心を解き放つ鍵だったんだ。これは単なる背徳を超えた、二人の魂が求め合う、あまりにもピュアな愛の物語だ。読み終えた後には、きっと温かい感動と、少しの切なさが胸に残るだろう。
「教師としてありえない」――そう頭では理解していても、心の奥底で彼らを応援してしまう。そんな読者の深層心理を巧みに刺激する、ちまき先生が描く珠玉の純愛劇。あなたも是非、この禁断の世界に足を踏み入れてみてほしい。

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